アロマ独学:手軽にできる芳香浴の方法
今回は、もっとも手軽なアロマテラピーの楽しみ方「芳香浴」についてご紹介します。
手軽にできる芳香浴の方法
芳香浴とは「精油」の香り(アロマ)を空間に広げて楽しむことです。
アロマディフューザーやアロマポットなどの専用のアイテムを使うのが一般的ですが、他にもさまざまな方法があります。お部屋にやさしい香りを充満させることで、日常のストレスから解放され、ゆったりとした気分を味わうことが出来ます。また、精油に含まれているさまざまな成分が空気中に拡散しますのでその効果も期待することができます。
今回は一般的な専用のアイテムを使った方法を紹介します。最近はデザインも機能も沢山の種類の製品が販売されていますが、その代表的なもの紹介します。
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1.アロマポット(オイルウオーマー) キャンドルの炎に癒されたい人におすすめ!
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アロマポットはアロマポット(オイルウォーマー)は、キャンドル式のアロマ芳香器です。上部の受け皿にお湯や水を入れた後、精油を1~5滴たらして使います。器の下にキャンドルをセットし、火をつけると、オイルが揮発し、香りがお部屋に広がります。
香りが立ちやすく、比較的安価で手に入るのが特徴です。また、キャンドルの炎の色や揺らめきは心を落ち着つかせる効果があると言われており、根強い人気があります。
ただし、キャンドルを使用するため、火の取扱いには十分注意する必要があります。就寝時には、必ず火を消しましょう。小さいお子様やペットがいる家庭ではとくに注意が必要です。 -
2.アロマランプ(アロマライト) 最も一般的な芳香器!
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アロマランプ(アロマライト)は、電球の熱を使ったアロマ芳香器です。
アロマポットと同様に、上部の受皿に精油を1〜5滴たらして使います。機種により、上部の受け皿に直接精油をたらせるタイプと、アロマポットと同様にお湯や水を入れた後精油をたらすタイプがあるので、取扱い説明書を確認してください。
スイッチを入れると電球が灯り、やさしい光と香りがお部屋に広がります。
火を使わないため安全で、就寝時でも安心して使用することが出来ます。灯りの明るさを調整できるタイプもあります。アロマポットに比べ価格は高めですが、デザインも豊富で、お部屋のインテリアとしても楽しめます。 -
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3.アロマブリーズ(アロマファン) 香りを手軽に持ち運びたい方へ!
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アロマブリーズは、風の力を使ったアロマ芳香器です。小さなファンの力で風をおこし、マットに染み込ませたアロマオイルの香りを広げます。
手のひらサイズのものが多く、バッグなどに入れて外出先で香りを楽しむことが出来ます。
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4.アロマデイフューザー(超音波式) お部屋の加湿もできる優れもの!
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ミスト(霧)が出るタイプのアロマ芳香器です。アロマミスト、アロマ加湿器とも呼ばれます。
超音波振動板で水を振動させ、冷たいミストを発生させる「超音波式」のものと、タンクの水を加熱し、熱い蒸気を発生させる「スチーム式」のものがあります。
超音波式のものが一般的です。加湿量はそれほど多くありません。
発生したミストが目に見えるため、視覚的にも楽しめます。イルミネーション機能や、タイマー機能などいろいろ備えたものなどいろいろあり、デザインも価格帯も豊富です。
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5.アロマデイフューザー(エア式) お部屋を香りで充満させたい方におすすめ!
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エアポンプを使ったアロマ芳香器です。
圧縮空気を使ってアロマオイルをガラス管内に吹きつけ、微粒子にして外に送り出します。アロマポットなどと違ってオイルを加熱せず、アロマオイル本来の香りをそのまま広げます。
オイルの消費量は多めですが、10~20畳の広いエリアにも効果的に香りを広げることが出来ます。
風邪の季節におすすめ!アロマミストデイフューザー
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この季節におすすめの芳香器は、加湿も兼ねたアロマミストデイフューザーです。抗菌成分が含まれた精油(例えばテイートリーやユーカリなど)を使用すれば効果も倍増です。
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使いかたはとても簡単!芳香器に水を入れて、精油(アロマオイル)を1〜5滴ほどたらし、電源をつなぎスイッチを入れればOK!
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ちょっと気になるアロマミストデイフューザー
- この季節、アロマ専門店から大手家電店、ホームセンターまで様々なタイプのアロマミストデイフューザーが販売されていますが、ちょっと気になる製品をピックアップしてみました。
1.人気の萌えキャラ! 萌えニャンコ
・めちゃくちゃ可愛いデザインにプニプニした触り心地で癒し効果が抜群です。お子様にも人気です。可愛いものが好きな友人知人へのプレゼントにもお勧めです。
・暖色系の灯りで、優しく温かい雰囲気を作り出します。叩くだけで点灯モードと呼吸モードに切り替えが可能です。
・空焚き防止機能があり、水が不足なると自動的に電源オフになり、つけっぱなしでも安心です。また、ニャンコ外カバーは100%食品用シリコンで作られており、お子さまにも安心してご使用いただけます。
*アロマミストデイフューザーは振動版の機能が繊細な器具ですなため、使いかたにより壊れやすいのが欠点です。ご使用の後、柔らかい布で振動板を優しく拭くなどマメにお手入れすれば寿命を延ばすことが出来ます。
2.これぞ正統派アロマデイフューザー! トモリ
・ガラスと木を使用したナチュラルな質感と使いやすいシンプルな形状のアロマデイフューザーです。
・タイマー機能(1時間/2時間/6時間(間欠)3段階切替え)が付いています。
*繊細な器具のアロマミストデイフユーザーですが、この機種はシンプルでしっかりした造りのためか意外と丈夫です。
アロマミストデイフューザーの使いかた
使いかたはとっても簡単です。蓋を取り容器に水を入れて、精油(アロマオイル)を適量たらし、後は電源スイッチをonにするだけです。
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1.蓋を取り、適量まで水を入れる。
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蓋を取り、容器に記入してある目印まで水(水道水で良い)を入れます。水を入れすぎると故障の原因になるので注意しましょう。
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2.精油(アロマオイル)をたらす。
精油(アロマオイル)を1滴〜5滴たらします。入れすぎると振動盤にこびりついて故障の原因となります。入れすぎたなと思った時は使用後に水を捨てて、柔らかい布などで振動盤(容器底盤中央部の丸い穴のところ)を軽く拭いておくと良いでしょう。
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3.スイッチを入れる。
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電源を差し込んでスイッチを入れます。スイッチを調節して、ライト、ミスト、タイマー状態などを設定します。
使用上の注意
*室内の湿度の状態によっては、過湿になりすぎてミストでデーフューザーの周りがビショビショに濡れる場合があります。換気などで湿度を適度に保ちましょう。
*通常精油(アロマオイル)瓶には、ドロッパー(精油を適量落とす仕組み)が付いています。瓶をゆっくり傾けていくとポトッと精油を落とすことができます。
オススメの書籍
アロマテラピー検定対策1級
アロマテラピー検定対策2級
おすすめの精油(アロマオイル)
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物です。精油はそれぞれの植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。
この季節は、抗菌効果のある成分を含むテイートリーやユーカリがオススメです。
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1.テイートリー
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テイートリーはオーリトラリアの先住民であるアボリジニの伝統的な治療薬として利用され大切にされてきた樹木です。フレッシュで清潔感のあるやや鋭い香りです。
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2.ユーカリ
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コアラの食べ物として知られるユーカリはオーストラリアを代表する樹木です。ユーカリ精油の主成分である1.8シネオールは、別名「ユーカリプトル」とも呼ばれ、清涼感のある香りで化粧品や食品香料として広く用いられています。
オススメのブレンド
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ウッデイー調のすっきりした香り。男性にオススメ!
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抗菌効果の高いテイートリーとユーカリのブレンド。すっきりしたクリアな香り。男性にオススメ!
甘い香りのラベンダーをブレンド。甘い香りがお好きな女性に!
上記の精油に、甘い香りのラベンダーをブレンド。ラベンダーは代表的な癒しの香りとして有名ですが、抗菌効果もあります。
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