アロマ独学:アロマテラピーの学びかた。

 

1.アロマテラピーを学ぶメリット

  アロマテラピーは生活のさまざまな場面で役立ちます。例えばお部屋や寝室をよりリラックスした空間に変えることもできれば、化粧品や入浴にアロマクラフトを取り入れれば、美容効果や健康の増進が期待できます。リラクゼーションにも、実用的にも、使えるところがアロマテラピーの魅力のひとつです。生活の様々な場面で簡単に利用することができ、生活の質の向上につながります。
 さらに、アロマテラピーは『植物の香りの力をヒト健康増進に利用する”植物療法”』なので、専門的に勉強して知識を深めれば、自分の仕事のキャリアアップにつながります。
 

 2.アロマテラピーの資格について

  日本には、まだアロマ関連の公的資格はありません。すべて民間の資格です。現在日本アロマ環境協会(AEAJ)、ナード・アロマテラピー協会(NARD)、日本アロマコーデイネーター協会(JAA)などの協会がそれぞれ認定証を発行しています。 アロマ関連の資格は、各協会によって、それぞれ名称や内容は違いますが、その活躍する分野によって大きく、アドバイザー系 インストラクター系  セラピスト系に分けられます。
①アドバイザー系はお客様に効果的な利用法、商品の選択などのアドバイスを行う専門家です。 
②インストラクター系はアドバイザーやセラピストなどの専門家を育成する専門家です。
③アロマセラピスト系はお客様に実際にトリートメントやカウンセリングを行う専門家です。
 
*アロマ関連の仕事をするには資格が必要なの?
 日本にはまだアロマテラピーの公的資格はありません。従って、どなたでも資格なしでアロマ関連の仕事(販売や講師、トリートメントなど)を行うことができます。また、資格を取得したからといってすぐ仕事ができるわけではありません。しかし、現実には、御自分の知識や技術レベルの確認するためにも、お客さまの信頼感や安心感を得る為にも、その仕事に見合う資格は持っておいたほうが良いでしょう。
 

3.アロマテラピーの学び方

  アロマテラピーを勉強して資格をとり、自身のキャリアアップにつなげたいという方が増えています。資格を取るにはスクールに通う必要があると考えている人は多いでしょう。
 当サイトでも2003年〜2015年までアロマテラピーの資格スクールを運営しており、たくさんの生徒さんに受講していただいておりました。
 スクールで学ぶのは結構な費用がかかります。一方、アロマテラピーの資格だけで自身の思い描くようなキャリアアップはほとんど困難なのも現実です。
 情報のあふれている現代、ネットや書籍上にはたくさんの情報があり、自分で取得して勉強すれば独学でも知識を得ることは十分に可能です。
 しかし、初心者にとって、膨大な情報の中から必要な情報を取り出し必要とされる知識を体系的に学ぶことが難しいのも現実です。スポーツでも、独学でスター選手の真似をして練習するよりも、基礎からきちんと教えてもらった方が上達が早いのは、誰でも実感していることでしょう。
 どんな専門分野でも知識や技術を体系的に学ぶためには、基本をしっかり学ぶことが重要です。
 そこで、当サイトでは、まず基本的な知識の検定であるアロマテラピー検定にトライしてみることをおすすめしています。ネットや独学で簡単に挑戦することができます。いろいろ調べたりする時間のない方は、通信講座もおすすめです。
 

4.アロマテラピー検定

 アロマテラピー検定とは、公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)が試験を主催する民間の検定試験です。アロマテラピーの基礎知識を有しているかを検定するものです。
 第1回めの試験が1999年に始まり、その後順調に受験者数は増え続け、ここ数年は毎年2万人以上が受験しています。2019年までの累計受験者数は48万人を超えているということからも、人気の高い検定です。
 手軽に受験できるのも魅力の一つです。独学でも勉強できますので、まず挑戦してみるといいでしょう。
 

5.オススメの書籍

 ここでは、初心者がアロマテラピーの基本を学ぶための本を一冊だけ紹介します。
公益社団法人 日本アロマ環境協会の公式テキストです。書店でもネットでも簡単に手に入ります。
 

検定テキスト(1,2級)

(6)通信講座

  最後にユーキャンの通信講座をご紹介します。検定の教材の他に、芳香器やアロマクラフトの素材なども同封されているので、楽しみながら自分のペースで知識を習得することができます。忙しくであまり自分で情報を集められない方や、体系的に基本から学んでみたいがスクールはどうも苦手という男性の方などににおすすめです。