精油のプロフィール:オールスパイス

目次
 
1.オールスパイス精油のプロフィール
2.オールスパイス精油の色、香りの特徴
3.オールスパイス精油のオススメの使いかた
4.オールスパイス精油の作用、効能について(参考)
 ★精油の作用、効能について

1.オールスパイス精油のプロフィール(エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375:ジニーローズ著ほかより)

  
 
植物名:オールスパイス
英名:Allspice
学名: Pimenta officinalis Pimenta dioica
科名:フトモモ科
種類:低木
産地の例:ジャマイカなど
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:オイゲノール、セスキテルペン、フェノール類
 
 オールスパイス は、フトモモ科の植物で、果実または葉が香辛料として用いられています。名前の由来は、シナモン・クローブ・ナツメグの3つの香りを併せ持つといわれることからきています。 オールスパイス( P. dioica)は、クリストファー·コロンブスが、新世界への彼の第二の航海中にジャマイカの島で遭遇し、16世紀には、ヨーロッパや地中海の料理に利用されるようになったといわれています。
 オールスパイスは今では、カリブ海料理では欠かせないスパイスで、シチューや様々な肉料理に使用されています。アメリカやヨーロッパでは主にケーキなどのデザートに使用されています。ドイツなどではソーセージの香辛料として使用されています。
 

2. オールスパイス精油の色、香りの香りの特徴(参考)

(1)香りの特徴

香りの特徴:スパイス系 (アロマテラピー図鑑より) 
: スパイシーで、温かみのある香り
 (*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375、より)
 

(2)香りのノート(参考) (アロマテラピー図鑑より)

揮発度:ミドルノート 
 
香りの強さ:中〜強
 

(3)色(参考) 

:黄色がかった茶色(*アロマテラピー図鑑)

3.オールスパイス精油のオススメの使い方

使用の難易度:上級者向き

 

使い方(アロマテラピー図鑑より)

局所的なマッサージに。少量の使用を心がける。
 
適用可:芳香浴、
 

精油の働き(アロマテラピー図鑑より)

心へ

疲れた心を元気づけ、気力を高める。

体へ

体を温め、血行をよくする。
風邪の咳や気管支炎の症状をやわらげる。
腹痛、筋肉痛、頭痛、歯痛をやわらげる。

肌へ

血行をよくし、顔色を明るくする。

 

使用上の注意(アロマテラピー図鑑より)

  • 刺激性があるため、低濃度での使用がおすすめ。
  • 妊娠中・授乳中は使用を避ける。

4.オールスパイス精油の効能について(参考)

*著名な参考文献より紹介 

 

特性(参考)

:記載なし(*ジャンバルネ博士の植物=芳香療法より)
 
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
 
:抗感染+++、広い作用スペクトルをもつ強力な抗菌(グラム陽性菌およびグラム陰性菌)、抗ウイルス+++、抗真菌、抗寄生虫、殺菌消毒
 全身的刺激促進、神経強壮、子宮強壮、血圧上昇、かるい催淫++、皮膚焼灼、歯髄焼灼+++
  (*フランスアロマテラピー大全より)
 
:記載なし(*アロマ療法大全より)
 
:抗感染作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、抗真菌作用、消毒作用、駆虫作用、全般的な刺激作用、催淫作用
 (*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
 

適応(参考)

 
:記載なし(*ジャンバルネ博士の植物=芳香療法より)
 
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
 
:歯の各種感染症、歯痛+++、扁桃炎+++、ウイルス性肝炎+++、ウイルス性腸炎、細菌性大腸炎、コレラ、アメーバ赤痢+++
 膀胱炎、卵管炎、尿道炎+++
 ウイルス性神経炎、神経痛++
 帯状疱疹、神経中枢の多発性硬化症、ポリオ(灰白髄炎)、皮膚の寄生虫症、疥癬、感染性痤瘡+++
 副鼻腔炎、気管支炎、流感、結核
 マラリア+++
 肉体的および精神的無力感、ひどい疲労、低血圧++、難産+
 甲状腺異常
 リウマチ様多発性関節炎+
 (*フランスアロマテラピー大全より)
 
:記載なし(*アロマ療法大全より)
 
:口腔内の感染、ウイルス性感染、大腸の細菌、下痢、副鼻腔炎、気管支炎、風邪、鼓腸に。
 (*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
 

安全上の記載(参考)

 
:記載なし(*ジャンバルネ博士の植物=芳香療法より)
 
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
  
:禁忌:治療的用量においては、一切ない
 (*フランスアロマテラピー大全より)
 
:生理的用量であれば副作用はない。濃度が1%を超えると、皮膚が刺激されることがある。(*アロマ療法大全より)
 
:皮膚に強いアレルギー反応をおこすことがある
 (*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)

★精油の作用、効能について

 現在書籍およびネット上には、精油の効能についてさまざまな情報が出されています。
本当なのか実際にどうなのか確認したい人は多いと思います。精油の効能を知りたくて、当サイトにたどりついた人もいるかもしれません。
 精油は植物に含まれている様々な成分を濃縮したものです。これまでの長い植物療法の歴史からも、近年行われているいろいろな研究からも、精油が人体に様々な作用をすることは間違いないでしょう。(プラス面、マイナス面とも)。
 しかし、様々な成分が含まれている複雑な物質である精油が、これまた複雑な人体システムに作用する詳細はまだほとんどわかっていないというのが実際のところです。
 精油の効果についての様々な情報について、当サイトでどれが正しいか間違っているか結論することは正直なところ無理です。
 そこで、当サイトでは、参考文献として取り上げている文献の記載を、参考として列記しています。
 取り上げた以下の参考文献は、それぞれアロマテラピーの世界ではみとめられている文献です。
 参考になれば幸いです。
 
著名著者による文献
ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法
アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際
*フランスアロマテラピー大全
アロマ療法大全
エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 
 
その他一般的なアロマテラピーの文献
アロマテラピー図鑑