精油のプロフィール:レモン

目次
 
1.レモン精油のプロフィール
2.レモン精油の色、香りの特徴
3.レモン精油のオススメの使いかた
4.レモン精油の作用、効能について(参考)
 ★精油の作用、効能について
5.レモン精油を使ったレシピ

1.レモン精油のプロフィール(日本アロマ環境協会 アロマテラピー検定 公式テキスト2級より)

 
 
 
原料植物名:レモン
学名:Citrus limon
科名: ミカン科
産地の例:アメリカ、イタリア、スペイン、アルゼンチン
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
成分の一例:リモネン、シトラール(特徴成分)、オクタナール、リナロール
 
 インドのヒマラヤ東部山麓、または中国東南部からミャンマー北部あたりが原産。
 レモンの精油はほかの柑橘系植物同様、果皮から得ます。精油成分にフロクマリン類が含まれており、光毒性に注意が必要です。

2.レモン精油の色、香りの香りの特徴(参考)

(1)香りの特徴

 
香りの特徴:柑橘系 (アロマテラピー図鑑より)
 
:フレッシュな、明るい、クリーンな香調(AEAJ認定アロマブレンドデザイナー公式テキストより)
 
:フレッシュで鋭い、みずみずしい天然のレモンの香り(生活の木カタログより)
 
 
:華やかで暖かく、人を夢中にさせる香り(*アロマ療法大全より)
 
:フローラルでドライ、ウッデイーな香りにフルーテイーまたはスパイシーな残り香が加えられた香り。(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375より)
 

(2)香りのノート(参考) (アロマテラピー図鑑より)

揮発度:トップ
 
香りの強さ:強
 

(3)色(参考) 

:淡緑がかった黄色(アロマテラピー図鑑より)
 
:薄く透明(*アロマ療法大全より)
 
:透明から黄色
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375より)

3.レモン精油のオススメの使い方

使用の難易度:初級者向き

 

使い方(アロマテラピー図鑑より)

芳香浴に。集中力を高め、空気を浄化する。
 
適用可:芳香浴、スチーム吸入、アロマクラフト
低濃度で使用:沐浴、湿布、トリートメント 
 

精油の働き(アロマテラピー図鑑より)

心へ

心の動揺を鎮め、冷静にする。
集中力を高め、意識をクリアにする。

体へ

感染症を予防する。
冷え性、むくみを改善する。

肌へ

血行をよくし、肌の明るさを取り戻す。
髪や爪を強くし、成長を促す。

 

このような時にオススメ!

・目覚めをよくしたい朝に
 森林系の香りや柑橘系の香りを選びリフレッシュしましょう。
・部屋の空気をさわやかに
 食事のにおいが残っていたり、気付かぬうちに不快なにおいがこもったときは、芳香浴でリフレッシュするとよいでしょう。
・集中力を高めたいときに
 テストや試合の前など、集中力を保ちたいときには、すっきりした香りをハンカチやテイッシュペーパーなどにつけ、身につけていくとよいでしょう。
(アロマテラピー検定テキスト1級より)
 

使用上の注意(アロマテラピー図鑑より)

  • 光毒性があるため、使用直後に紫外線に当たることは避ける。
  • 刺激性があるため、低濃度での使用がおすすめ。
  • 妊娠初期、分娩前後の使用は控え、妊娠後期、授乳期間中は半分の濃度で使用。

4.レモン精油の効能について(参考)

*著名な参考文献より紹介 

 

特性(参考)

:記載なし(*ジャンバルネ博士の植物=芳香療法)
 
:緩下作用 催淫作用 鎮痙作用 肝臓機能促進作用 止血作用 鎮静作用 強壮作用(心臓肝臓子宮) 収れん作用 通経作用 健胃作用 冷血作用 脾臓機能促進作用 抗炎症作用 消毒作用 抗抑うつ作用 胆汁分泌促進作用
(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
 
:全身的強壮、神経強壮+++、催淫
 収れん強壮、止血
 癒傷(瘢痕形成)
 抗感染
(*フランス・アロマテラピー大全より)
 
:からだに対する作用
 強い抗菌作用、抗ウイルス、抗真菌、滅菌(消毒)、免疫刺激、消炎、リンパ液の促進、創傷治癒、皮膚再生、鎮痙、鎮静、神経と強心、ホルモン調整
:精神に対する作用
 精神力向上、バランス調整、調和、ストレス低減、開放、催淫
(*アロマ療法大全より)
 
:全般的な強壮作用、強力な神経強壮作用、催淫作用、強壮収れん作用
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375より)
 

適用(参考)

:記載なし(*ジャンバルネ博士の植物=芳香療法)
 
:インポテンツ 悪心 肝臓充血 嘔吐 眼炎 月経痛 月経不順 スキンケア 不眠症 結膜炎 胆嚢炎 便秘 子宮障害 頭痛 抑うつ症 出血 白帯下 冷感症 神経の緊張 不妊症
(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
 
:急性慢性気管支炎+++、喘息(重感染を起こしたもの)、結核
 性的衰弱症、冷感症、インポテンツ++
 各種皮膚病、創傷、無力性潰瘍、捻挫、筋ちがい、しわ、酒皶
 アフタ、歯肉炎
 (*フランス・アロマテラピー大全より)
 
:循環系疾患 神経性心臓障害 頭痛 神経炎 乳房切除術後のリンパうっ滞 口内ケア スキンケア 皮膚炎 口唇ヘルペス 水疱瘡 帯状疱疹 真菌症(カンジダアルビカンス感染症) 月経前症候群 更年期症候群 女性陰部の炎症 妊娠線 出産準備と分娩 乳腺炎 赤ん坊のマッサージ ストレス 神経性の筋肉緊張 睡眠障害。小児にも可 抑うつ性の不機嫌 不安 依存症 ターミナルケア(末期介護)
(*アロマ療法大全より)
 
:慢性気管支炎、喘息、男女両方の性欲減退、不感症、インポテンスに
 成熟肌、ドライスキン、敏感肌に対するスキンケア全般
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375より)
 

★精油の作用、効能について

 現在書籍およびネット上には、精油の効能についてさまざまな情報が出されています。
本当なのか実際にどうなのか確認したい人は多いと思います。精油の効能を知りたくて、当サイトにたどりついた人もいるかもしれません。
 精油は植物に含まれている様々な成分を濃縮したものです。これまでの長い植物療法の歴史からも、近年行われているいろいろな研究からも、精油が人体に様々な作用をすることは間違いないでしょう。(プラス面、マイナス面とも)。
 しかし、様々な成分が含まれている複雑な物質である精油が、これまた複雑な人体システムに作用する詳細はまだほとんどわかっていないというのが実際のところです。
 精油の効果についての様々な情報について、当サイトでどれが正しいか間違っているか結論することは正直なところ無理です。
 そこで、当サイトでは、参考文献として取り上げている文献の記載を、参考として列記しています。
 取り上げた以下の参考文献は、それぞれアロマテラピーの世界ではみとめられている文献です。
 参考になれば幸いです。
 
著名著者による文献
ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法
アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際
*フランスアロマテラピー大全
アロマ療法大全
エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 
 
その他一般的なアロマテラピーの文献
アロマテラピー図鑑