精油のプロフィール:ベルガモット
目次
1.ベルガモット精油のプロフィール
2.ベルガモット精油の色、香りの特徴
3.ベルガモット精油のオススメの使いかた
4.ベルガモット精油の作用、効能について(参考)
★精油の作用、効能について
5.ベルガモット精油を使ったレシピ
1.ベルガモット精油のプロフィール(日本アロマ環境協会 アロマテラピー検定 公式テキスト2級より)
植物名:ベルガモット
学名:Citrus bergamia
科名: ミカン科
産地の例:イタリア
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
成分の一例:酢酸リナリル、リモネン、リナロール、ベルガプテン(特徴成分)
イタリア南部のカラブリア地方が主な産地です。果汁や果実はほとんど利用されず、果肉から香料を得るために栽培されています。
植物は古くから化粧用や食用の香料として使われ、18世紀初頭に誕生した「ケルンの水(オー・デ・コロン)」の主要原料だったといわれています。紅茶のアールグレイの香りづけに使用される香料としても有名です精油成分にフロクマリン類(ベルガプテン)が含まれており、光毒性に注意が必要です。ベルガモットFCF*として販売されているものに光毒性はありません。
*ベルガモットFCF(フロクマリンフリー)
ベルガモット精油から光毒性の原因となるベルガプテンなどフロクマリン類の成分を取り除いた精油。
2.ベルガモット精油の色、香りの香りの特徴(参考)
(1)香りの特徴
香りの特徴:柑橘系 (アロマテラピー図鑑より)
:さわやかな、明るい、柔らかいAEAJ認定アロマブレンドデザイナー公式テキストより)
:デリケートでリフレッシュさせる、オレンジとレモンの中間で、ややフローラルなトーンが伴う芳香(生活の木カタログより)
:はっきりとしたフルーテイーで新鮮な香りの中に、わずかに甘さがある。
(*アロマ療法大全より)
:ピリッとする柑橘系の香りとともに、揮発性の高いフローラルな香り
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375より)
:ピリッとする柑橘系の香りとともに、揮発性の高いフローラルな香り
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375より)
(2)香りのノート(参考) (アロマテラピー図鑑より)
揮発度:トップノート
香りの強さ:弱
(3)色(参考)
:淡緑がかった黄色(アロマテラピー図鑑より)
:薄緑色-エメラルドグリーン色
3.ベルガモット精油のオススメの使い方
使用の難易度:初級者向き
使い方(アロマテラピー図鑑より)
多くの精油と相性がよく、幅広い用途に。
適用可:芳香浴、アロマクラフト
低濃度で使用:沐浴、トリートメント
精油の働き(アロマテラピー図鑑より)
心へ
憂うつや不安、緊張をやわらげる。 |
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怒りを鎮め、安眠を促す。 |
体へ
消化を助け食事を増進させる。 |
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気管支系の痛みを和らげる。 |
肌へ
脂性肌に向き、しっしん、ニキビの炎症を鎮める。 |
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使用上の注意(アロマテラピー図鑑より)
- 光毒性があるため、使用直後に紫外線に当たることは避ける。
- 刺激性があるため、低濃度での使用がおすすめ。
- 妊娠初期、分娩前後の使用は控え、妊娠後期、授乳期間中は半分の濃度で使用。
4.ベルガモット精油の効能について(参考)
*著名な参考文献より紹介
特性(参考)
:殺菌消毒作用 鎮痙作用 健胃作用 駆虫作用
(*ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法より)
:去痰作用 消化促進作用 デオドラント作用 駆虫作用 消毒作用 癒傷作用 駆風作用 鎮痙作用 癒創作用 解熱作用 鎮静作用 抗抑うつ作用 鎮痛作用
(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
:抗感染、抗菌(連鎖桿菌、ぶどう球菌、髄膜炎菌)、殺菌消毒++
強壮刺激作用(用量が少ないとき)、健胃
神経鎮静、鎮静+++
鎮痙
(*フランス・アロマテラピー大全より)
:からだに対する作用
強い抗菌作用、滅菌(消毒)、抗ウイルス、免疫刺激、解熱、鎮痙
:精神に対する作用
刺激と緊張緩和、不安解消、気分爽快。
(*アロマ療法大全より)
:鎮静作用、抗炎症作用
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375より)
適用(参考)
:食欲不振 疝痛および腸内の各種感染症(*ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法より)
:潰瘍 ジフテリア 尿道の感染症 ガン(子宮) 消化不良 熱病 乾癬 静脈瘤性潰瘍 膿瘍(寒性) 気管支炎 神経の緊張 白帯下 気道の感染症 スキンケア 扁桃炎(急性) 結核 舌炎 膀胱炎 口臭 疝痛 よう(カルブンケル) 口内炎 創傷 抑うつ症 鼓腸 帯状疱疹(ペルペス) 淋病 痤瘡(にきび) 胆石 湿疹 膣瘙痒症
(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
:食欲不振、腸内ガス過多++、鼓腸、痙攣性大腸炎+
マラリア+
瘙痒症、創傷、皮膚病
痔核
心理的動揺、不眠症++
(*フランス・アロマテラピー大全より)
:咽喉痛 発熱 頭痛 神経性症か障害 膀胱炎 月経困難 更年期症候群 乳房切除術後のリンパうっ滞 神経性筋肉緊張 集中困難 睡眠障害。小児にも使用可 抑うつ性の不機嫌、冬のうつ病 不安解消
(*アロマ療法大全より)
:さまざまな肌のトラブルや、ニキビ、口唇ヘルペス、帯状疱疹、湿疹、乾癬、皮膚の感染症など
芳香(不安、不眠、ストレス、落ち込み)
うがい(のどの痛み)
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375より)
★精油の作用、効能について
現在書籍およびネット上には、精油の効能についてさまざまな情報が出されています。
本当なのか実際にどうなのか確認したい人は多いと思います。精油の効能を知りたくて、当サイトにたどりついた人もいるかもしれません。
精油は植物に含まれている様々な成分を濃縮したものです。これまでの長い植物療法の歴史からも、近年行われているいろいろな研究からも、精油が人体に様々な作用をすることは間違いないでしょう。(プラス面、マイナス面とも)。
しかし、様々な成分が含まれている複雑な物質である精油が、これまた複雑な人体システムに作用する詳細はまだほとんどわかっていないというのが実際のところです。
精油の効果についての様々な情報について、当サイトでどれが正しいか間違っているか結論することは正直なところ無理です。
そこで、当サイトでは、参考文献として取り上げている文献の記載を、参考として列記しています。
取り上げた以下の参考文献は、それぞれアロマテラピーの世界ではみとめられている文献です。
参考になれば幸いです。
著名著者による文献
*ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法
*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際
*フランスアロマテラピー大全
*アロマ療法大全
*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375
その他一般的なアロマテラピーの文献
*アロマテラピー図鑑