精油のプロフィール:ティートリー

目次
 
1.ティートリー精油のプロフィール
2.ティートリー精油の色、香りの特徴
3.ティートリー精油のオススメの使いかた
4.ティートリー精油の作用、効能について(参考)
 ★精油の作用、効能について
5.ティートリー精油を使ったレシピ

1.ティートリー精油のプロフィール(日本アロマ環境協会 アロマテラピー検定 公式テキスト1級より)

 
 
 
原料植物名:ティートリー
学名:Melaleuca alternifolia
科名:フトモモ科
産地の例:オーストラリア
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:テルピネン-4-オール γ-テルピネン 1,8-シネオール
 
 
 オーリトラリアの先住民であるアボリジニの伝統的な治療薬として利用されてきました。。20世紀に入り、オーストラリア政府の科学者により精油の研究が行われ、その後アロマテラピー業界での使用が広がりました。先住民族の間でお茶として飲まれてきた植物の一種だったため、ティートリーと呼ばれるようになったといわれています。 

2.ティートリー精油の色、香りの香りの特徴(参考)

(1)香りの特徴

 
香りの特徴:樹木系 (アロマテラピー図鑑より)
 
:スーとする、青臭い、シャープな香調(AEAJ認定アロマブレンドデザイナー公式テキストより)
 
:フレッシュで清潔感の漂う、やや鋭い香り(生活の木カタログより)
 
 :草を思わせる強い香りで、スパイシーな趣がある。マジョラムを思わせる香り。
(*アロマ療法大全より)
 
:スッキリとした、靴磨き(アルデヒド)のような、薬草的な、なめし皮の香りにグリーン調の香りが添えられた匂い。疲れ切った足のようなな、カビの匂い
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375より)
 

(2)香りのノート(参考) (アロマテラピー図鑑より)

揮発度:トップノート 
 
香りの強さ:強
 

(3)色(参考) 

:無色(アロマテラピー図鑑より)
 
:無色-薄黄色(*アロマ療法大全より)

3.ティートリー精油のオススメの使い方

使用の難易度:初級者向き

 

使い方(アロマテラピー図鑑より)

スリ傷、切り傷用のクリームに使う。
 
適用可:芳香浴、スチーム吸入、湿布、アロマクラフト
低濃度で使用:沐浴、トリートメント
 

精油の働き(アロマテラピー図鑑より)

心へ

傷ついた心を癒し、リフレッシュさせる。

体へ

気管支系の痛みや炎症をやわらげる。
感染症を防ぐ。

肌へ

やけど、日焼けによる炎症を鎮める。
ニキビ、虫刺され、切り傷の治りを促す。

 

このような時にオススメ!

・目覚めをよくしたい朝に
森林系の香りや柑橘系の香りを選び、リフレッシュしましょう。
(アロマテラピー検定テキスト1級より)
 

使用上の注意(アロマテラピー図鑑より)

  • 刺激性があるため、低濃度での使用がおすすめ。
  • 妊娠初期、分娩前後の使用は控え、妊娠後期、授乳期間中は半分の濃度で使用。

4.ティートリー精油の効能について(参考)

*著名な参考文献より紹介 

特性(参考)

:記載なし (*ジャンバルネ博士の植物=芳香療法より)
 
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
 
:プラスに帯電
 強力な抗感染、ひろい作用スペクタルを有する抗菌(グラム陽性菌:ブドウ球菌:グラム陰性菌:大腸菌、プロテウス属菌、クレブシエラ属菌、エンテロバクター属菌そのほかの腸内細菌類に対する作用)、抗真菌(カンジダ)、抗ウイルス、抗寄生虫(ランブル鞭毛虫、回虫、鉤虫(十二指腸虫))、殺菌消毒
 抗炎症
 免疫機能刺激促進(存在量の少ないIgAおよびIgMの増大、C3およびC4の増大)
 抗無力症++強心(各心室の筋肉向性
 神経強壮(平衡回復)、鎮痛
 体温上昇
 放射線からの保護
(*フランスアロマテラピー大全より)
 
:からだに対する作用
 作用範囲の広い抗菌作用(グラム陽性ブドウ球菌、プロテウス菌などを含む腸内細菌)、抗ウイルス、抗真菌(カンジダアルビカンス、トリコモナド)、滅菌(消毒)、消炎、抵抗力増強、鎮痛、血行促進、駆水(脱水)、皮膚再生、鎮掻痒(特に虫刺されのとき)、防虫。
:精神に対する作用
 精神安定、活力向上
(*アロマ療法大全より)
 
:免疫刺激作用、放射線からの保護作用、働きかけが広範囲に及ぶ抗感染作用や抗バクテリア作用、抗カンジダ菌作用、抗ウイルス作用、回虫を含む駆虫作用など。
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375より)
 

 用(参考)

:記載なし (*ジャンバルネ博士の植物=芳香療法より)
 
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
 
:アフタ、口内炎、歯肉炎、歯性膿瘍(局所的治療)、口腔潰瘍、膿漏:口腔咽頭炎:腸炎、細菌性腸炎+++、カンジダ性腸炎++++ ウイルス性腸炎+++および寄生虫性腸炎:虫垂炎
 耳鼻咽喉科各種感染症:耳炎、急性鼻喉頭炎、化膿性気管支炎、気腫(重感染)
 性器感染症、慢性カンジダ外陰膣炎、トリコモナス膣炎、卵巣うっ血;痔核、静脈瘤、動脈瘤
 無力症、全身的および神経的疲弊、神経性よくうつ症(神経質の人間における)、月経前のいらだちとふるえ、ならびに月経期間中のそれらの激化;寒がり
 麻酔と関連した手術後のショック(予防)
 放射線治療時のやけど(予防)
(*フランスアロマテラピー大全より)
 
:口内ケア 歯肉炎、アフタ にきび 創傷 床ずれとその予防 女性器の真菌症(水虫など) 防虫 痒み アタマジラミ(頭虱) 下腿潰瘍 痔 尿路炎症 悪露 虚弱、疲労
(*アロマ療法大全より)
 
:消化器系のバクテリアや寄生虫、カンジダ菌やウイルスの感染、耳、鼻、咽喉の感染症、男女の性器や生殖器系に対するすべての感染症、ショック、打撲後に起こる局所の知覚まひ、放射線による火傷の防止。
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375より)

★精油の作用、効能について

 現在書籍およびネット上には、精油の効能についてさまざまな情報が出されています。
本当なのか実際にどうなのか確認したい人は多いと思います。精油の効能を知りたくて、当サイトにたどりついた人もいるかもしれません。
 精油は植物に含まれている様々な成分を濃縮したものです。これまでの長い植物療法の歴史からも、近年行われているいろいろな研究からも、精油が人体に様々な作用をすることは間違いないでしょう。(プラス面、マイナス面とも)。
 しかし、様々な成分が含まれている複雑な物質である精油が、これまた複雑な人体システムに作用する詳細はまだほとんどわかっていないというのが実際のところです。
 精油の効果についての様々な情報について、当サイトでどれが正しいか間違っているか結論することは正直なところ無理です。
 そこで、当サイトでは、参考文献として取り上げている文献の記載を、参考として列記しています。
 取り上げた以下の参考文献は、それぞれアロマテラピーの世界ではみとめられている文献です。
 参考になれば幸いです。
 
著名著者による文献
ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法
アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際
*フランスアロマテラピー大全
アロマ療法大全
エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 
 
その他一般的なアロマテラピーの文献
アロマテラピー図鑑