精油のプロフィール
ユズ
ユズ精油のプロフィール (アロマテラピー図鑑 佐々木薫監修 他より)

原料植物名:ユズ
学名: Citrus junos
科名:ミカン科
主な産地:日本
抽出部位;果皮
精油製造法;水蒸気蒸留法、圧搾法
成分の一例:リモネン、α-ピネン、γ-テルピネン、シトラール
日本人にはおなじみの柑橘類であるユズは、中国を原産とし、日本へは奈良時代までに朝鮮半島経由で伝わったと考えられています。日本では古くから、邪気を払う果実と信じられてきました。昔から「冬至の日にはユズ湯に入ると風邪をひかない」と言われてきたように、リモネン、シトラールなどの成分が血行を促進し、体を温めてくれます。
香りのイメージ(参考)
:少し苦味のある上品で爽やかな柑橘系の香り。
植物について(参考)
ユズ(柚子、学名:Citrus junos)はミカン属の常緑小高木です。日本では古くから「柚」、「由」、「柚仔」といった表記や、「いず」、「ゆのす」といった呼び名で呼ばれていました。学名のjunosは、四国・九州地方で使われた「ゆのす」に由来しています。
本ユズは、中華人民共和国中央および西域、揚子江上流の原産であると言われており、日本の歴史書に飛鳥時代・奈良時代に栽培していたという記載があります。
ユズは酸味が強いため食用としては向かず、その酸味と独特の香りが調味料や薬味として楽しまれています。ユズの果汁は、日本料理等において調味料として、香味・酸味を加えるために用いられています。また、果肉部分だけでなく皮も七味唐辛子に加えられるなど、香辛料・薬味として使用されています。その独特の爽やかな香りは、様々な香水に使用されています。
基原植物に関する資料(参考)
その基原植物については以下の資料を参考にしています。
*牧野和漢薬草大図鑑 最新薬用植物学 ウイキペディア日本版 など
このような時にオススメ!
血行をよくし体を温めるアロマバスに!
日本人にはなじみの柑橘類-ユズの日本特産の精油です。リモネン・シトラールの成分により、体が温まります。昔から「冬至の日にユズ湯に入ると風邪をひかない」といわれていたのは、この働きを知っていた日本人独自のアロマテラピーかもしれません。