精油のプロフィール

モミ

モミ精油のプロフィール (アロマテラピー図鑑 佐々木薫監修 他より)

 
 
 
原料植物名:モミ(トドマツ)
学名: Abies sachalinensis
科名:マツ科
主な産地;
抽出部位;葉と枝
精油製造法;水蒸気蒸留法
成分の一例: 酢酸ボルニル、酢酸ファンジル、β-ピネン、α-テルピニル、d-リモネン、グロブロール、β-カリオフィレン
 
 
 クリスマツリーとして知られるモミの精油です。日本で見られるモミ属の種は5種ありますが、精油で使われる種はトドマツです。モミの精油は葉と枝を蒸留して抽出されます。さわやかな森の香りが特徴で、芳香浴や入浴、マッサージなどに使うと、気分をすっきりさせるほか、呼吸器系の働きを整えるのにも役立つといわれています。

香りのイメージ(参考)

:やさしい森林の香り。(*生活の木カタログより)

植物について(参考)

 トドマツ(Abies sachalinensis)は、マツ科モミ属の樹木です。
 北海道のほぼ全土と千島列島南部、サハリン、カムチャツカ半島の針広混交林から亜寒帯林にかけて分布しています。樹高は通常20-25 m程度ですが、大きいものでは35 mに達する場合もあります。葉は長さ15-20 mm程度で先端は2裂しています。球果は黒褐色で5-8.5 cm程度で枝上に直立し、他のモミ属同様鱗片をばらばらに散らしながら種子を散布します。
 トドマツの木材は、パルプやチップの原料としてだけでなく、製材されて使用されています。スギの自生しない北海道では主要な建材とされ、さらにアカマツやクロマツの代用として松飾りに用いられています。
*宮城県に自生しているモミ属の植物はモミ(樅:Abies firma)です。日本に自生するモミ属で最も温暖地に分布し、その北端は秋田県、南端は屋久島に達します。樹高は40mにも達するものもあります。モミ属全般に樹皮が白っぽい灰色である樹種が多いですが、モミの樹皮はかなり茶色がかっているのが特徴です。

基原植物に関する資料(参考)
その基原植物については以下の資料を参考にしています。
*樹木図鑑 :池田書店 牧野和漢薬草大図鑑 最新薬用植物学 など

このような時にオススメ!

血行をよくし体を温めるアロマバスに!
 
 やさしくさわやかな木の香りが特徴です。深い森の中にいるような気分にさせてくれます。入浴剤などにブレンドしてみましょう。