精油のプロフィール

シソ(紫蘇)

シソ精油のプロフィール (アロマテラピー図鑑 佐々木薫監修 他より)

 
 
 
植物名:シソ
学名; Perilla frutescens
科名:シソ科
主な産地:中国、日本
抽出部位:葉
精油製造法:水蒸気蒸留法
成分の一例:ペリラアルデヒド、d-リモネン、α-ファルネセン、β-カリオフィレン、p-8-メンデン-7-オール、リナローリ
 
 葉や実、花穂などが食用にされることで、日本では香味野菜としてなじみの深いシソの精油です。精油の原料にもっとも適しているのは、葉が赤く縮れている「チリメンジソ」という種類です。葉と茎を蒸留して抽出される精油は、さわやかなシソの香りがします。この香りのもととなっているのが、すぐれた抗菌作用をもつリベラアルデヒドという成分です。血行促進や代謝アップに役立つリモネンなども含まれています。

香りのイメージ(参考)

:すがすがしく、しみとおるようなシソの香り。(*生活の木カタログより)

植物について(参考)

 シソは中国南部が原産で、日本には古代に渡来し、現在は食用、薬用に各地で広く栽培されている1年草です。
草丈は20〜40cm程になり、茎は直立し、四角形で多数分岐して繁茂します。葉は対生につき、広卵形で先端は尖り、緑色または赤みを帯びます。品種によっては葉が縮れる場合もあります。花期は7〜8月で枝先に総状の花穂を出し、白から紫色の花を多数つけます。
 通常、食用にするのはアオジソとアカジソです。ペリルアルデヒドに由来する特有の香りと辛味があり、防腐作用があります。

基原植物に関する資料(参考)
その基原植物については以下の資料を参考にしています。
*樹木図鑑 :池田書店 牧野和漢薬草大図鑑 最新薬用植物学 など

このような時にオススメ!

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 日本人には食卓でもおなじみのスッキリした香りです。シソは奈良時代に日本に伝わり、刺身のつまや梅干しの色・香りづけなど、日本の食事には欠かせない食材です。