精油のプロフィール

コウヤマキ

コウヤマキ精油のプロフィール (アロマテラピー図鑑 佐々木薫監修 他より)

 
 
 
原料植物名:コウヤマキ
学名: Sciadopitys veritiallata
科名:コウヤマキ科
主な産地;日本(和歌山ほか)
抽出部位:葉と枝
精油製造法;水蒸気蒸留法
成分の一例:α-ピネン、リモネン、ミルセン、トリサイクレン
 
 スッキリとした森林の香りが印象的で、どこか懐かしさも感じさせる精油です。コウヤマキの精油は端枝などから採油されますが、大量の枝葉からわずかしか採ることのできない貴重なものです。コウヤマキは昔から仏壇や仏具の製造にも使われ、古くから生活に根付いたきた日本人にはなじみ深い香りです。

香りのイメージ(参考)

:グリーン調のフレッシュさを持つウッディーな香り。(*生活の木カタログより)

植物について(参考)

 コウヤマキ(高野槙、高野槇、学名:Sciadopitys verticillata)は、マツ目コウヤマキ科の常緑高木です。日本および韓国済州島の固有種で、別名ホンマキといいます。高野山に多いことからその名がついたともいわれています。コウヤマキ科は1属1種であり、コウヤマキのみを含んでいます。
 常緑高木で、高さ30 m以上、直径1 mに達するものもあります。山地の岩場に自生し、広く庭木としても栽培されています。材は上質で甘い香りがあり、また耐久性も高いため、家の土台などの建築材、風呂桶などに使われいます。古墳から出土する木棺のほとんどはコウヤマキ製といわれています。紀州から関西の寺院では、供花として枝葉を用いることが多く、お墓参りの供花としても使われています。

基原植物に関する資料(参考)
その基原植物については以下の資料を参考にしています。
*樹木図鑑 :池田書店 牧野和漢薬草大図鑑 最新薬用植物学 など

このような時にオススメ!

・消臭用の芳香剤やスプレーに!
 
 原料となるコウヤマキは、世界遺産に登録されている日本の霊山・高野山の周辺などに生育する大木です。仏壇や仏具の製造にも使われ、古くから生活に根付いていた日本人にはなじみ深い香りです。
 消臭用の芳香剤やスプレーにオススメです。