精油のプロフィール:パルマローザ

目次
 
1.パルマローザ精油のプロフィール
2.パルマローザ精油の色、香りの特徴
3.パルマローザ精油のオススメの使いかた
4.パルマローザ精油の作用、効能について(参考)
 ★精油の作用、効能について
5.パルマローザ精油を使ったレシピ

精油のプロフィール

パルマローザ

パルマローザ精油のプロフィール(アロマ療法大全:モニカヴェルナー著ほかより

 
 
 
原料植物名:パルマローザ
英名:Palmarosa
学名: Cymbopogon martinii
科名:イネ科
種類:多年草
産地の例:インド、ネパール、ブラジル、グアテマラ
抽出部位:
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:ゲラニオール、酢酸ゲラニル、蟻酸ゲラニル
 
 パルマローザは、インド原産のイネ科の植物で、ジンジャーグラス、レングラス、シトロネラグラスと極めて近縁の植物です。現在では他の地域でも栽培されています。草丈3mほどにもなり、バラに似た香りをブレンドするさいによく使用されています。パルマローザオイルは、高濃度で使用しても皮膚に優しいことが知られているオイルの一つで、さまざまな問題が生じやすい敏感な皮膚にも使用されます。

2.パルマローザ精油の色、香りの香りの特徴(参考)

(1)香りの特徴

 
香りの特徴:フローラル系 (アロマテラピー図鑑より)
 
:優雅なローズを思わせる甘美なやさしい香り。(生活の木カタログより)
 
:パウダリーでフローラル、ハーブ様の草を刈った直後のような匂い。
  (*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
 
:バラの香りに似ている一方、草やハーブを思わせる香り。
 (*アロマ療法大全より)
 

(2)香りのノート(参考) (アロマテラピー図鑑より)

揮発度:トップ
 
香りの強さ:中
 

(3)色(参考) 

:淡黄色(アロマテラピー図鑑より)
 
:透明(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
 

3.パルマローザ精油のオススメの使い方

使用の難易度:初級者向き

 

使い方(アロマテラピー図鑑より)

フケを抑えるヘアトリートメントオイルに。
 
適用可:芳香浴、沐浴、トリートメント、アロマクラフト
 

精油の働き(アロマテラピー図鑑より)

心へ

不安定な情緒をしずめ、気持ちを明るくさせる。

体へ

感染症の予防、熱を下げるのを助ける。
食欲を増進させる。

肌へ

シワ予防、皮膚の老化防止に効果がある。
肌の水分バランスと皮脂の分泌を正常にする。

 

このような時にオススメ!

・手作りクリームにブレンドして!
 
 ローズやゼラニウムにも含まれるゲラニオールが主成分で、ローズを思わせる香りを持つ精油です。バランスが乱れた心を安定させるともいわれています。また、比較的安価なため、ローズ精油のかわりに、化粧品や香水の香料としてもよく使用されています。
 手作りクリームにブレンドしてみましょう。
 
 

使用上の注意(アロマテラピー図鑑より)

  • 妊娠初期・分別前後の使用は控え、妊娠後期、授乳期間中は半分の濃度で使用。

4.パルマローザ精油の効能について(参考)

*著名な参考文献より紹介 

 

特性(参考)

:記載なし
(*ジャンバルネ博士の植物=芳香療法より)
 
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
 
:抗生物性、ひろい作用スペクトルをもつ重要な抗菌+++、抗真菌+++、抗ウイルス+++
 強壮、子宮強壮、強心++
 (*フランスアロマテラピー大全より)
 
:からだに対する作用
 強い抗真菌作用、強い抗菌作用、抗ウイルス、心循環系の保護、神経系の強壮、特に優れたスキンケアと皮膚再生作用、免疫系のバランス調整、防虫。
 精神に対する作用
 慰安、感情のバランス調整、ストレス解消、刺激。
 (*アロマ療法大全より)
 
;抗真菌作用、抗ウイルス作用、心臓を正常な状態にする作用、広範囲に及ぶ抗菌作用、肌の再生作用、皮脂分泌調整作用
 (*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
 

適応(参考)

 
:記載なし
(*ジャンバルネ博士の植物=芳香療法より)
 
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
  
:鼻咽頭炎、副鼻腔炎、耳炎、気管支炎++
 尿道炎、膀胱炎、膣炎、子宮頸管炎、卵管炎、分別+++
 Staphylococesus pyogense(黄色ブドウ球菌)による蓙瘡、乾燥性湿疹および液滲出性湿疹
 口腔咽頭炎、細菌性腸炎、ウイルス性腸炎+++
 心臓疲労+
 ウイルス血症+++
 (*フランスアロマテラピー大全より)
 
:気管支炎、前頭洞炎、副鼻腔炎、中耳炎、免疫系の衰弱または異常、神経性心臓障害、過敏で刺激を受けやすい皮膚、皮膚の微生物叢の変化、にきび、間擦疹とその予防、床ずれとその予防、足の真菌症(水虫など)、糖尿病患者のケア、口腔カンジダ症、女性器の真菌症、オムツかぶれ、防虫、赤ん坊や小児のケア、抑うつ性の不機嫌、心を苦しめる悲嘆や心配。
(*アロマ療法大全より)
  
;気管支炎、出産に。
 腸内のウイルスやバクテリアに対して
 (*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
 

安全上の記載(参考)

 
:記載なし(*ジャンバルネ博士の植物=芳香療法より)
 
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
  
:生理学的用量においては、知られていない。
(*フランスアロマテラピー大全より)
 
:既知の副作用はない。
(*アロマ療法大全より)
  
;記載なし
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)

★精油の作用、効能について

 現在書籍およびネット上には、精油の効能についてさまざまな情報が出されています。
本当なのか実際にどうなのか確認したい人は多いと思います。精油の効能を知りたくて、当サイトにたどりついた人もいるかもしれません。
 精油は植物に含まれている様々な成分を濃縮したものです。これまでの長い植物療法の歴史からも、近年行われているいろいろな研究からも、精油が人体に様々な作用をすることは間違いないでしょう。(プラス面、マイナス面とも)。
 しかし、様々な成分が含まれている複雑な物質である精油が、これまた複雑な人体システムに作用する詳細はまだほとんどわかっていないというのが実際のところです。
 精油の効果についての様々な情報について、当サイトでどれが正しいか間違っているか結論することは正直なところ無理です。
 そこで、当サイトでは、参考文献として取り上げている文献の記載を、参考として列記しています。
 取り上げた以下の参考文献は、それぞれアロマテラピーの世界ではみとめられている文献です。
 参考になれば幸いです。
 
著名著者による文献
ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法
アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際
*フランスアロマテラピー大全
アロマ療法大全
エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 
 
その他一般的なアロマテラピーの文献
アロマテラピー図鑑