精油のプロフィール:ジンジャー

目次
 
1.ジンジャー精油のプロフィール
2.ジンジャー精油の色、香りの特徴
3.ジンジャー精油のオススメの使いかた
4.ジンジャー精油の作用、効能について(参考)
 ★精油の作用、効能について
5.ジンジャー精油を使ったレシピ

1.ジンジャー精油のプロフィール(アロマ療法大全:モニカヴェルナー著ほかより)

 
 
 
植物名:ジンジャー
英名:ginger
学名: Zingiber offinalis
科名:ショウガ科
種類:多年草
産地の例:インドなど 
抽出部位:根茎
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:ジンギベレン、ジンギベロール、カンフェン、リモネン
 
ショウガは熱帯アジアが原産で、熱帯地方全域で広く栽培されています。インドでは紀元前300-500年前にはすでに保存食や医薬品として使われ、中国でも紀元前500年には栽培されています。ヨーロッパには紀元1世紀ごろには伝わっていたとされており、最も重要なスパイスのひとつです。直立茎の多年生ハーブで、90cm〜1m程に育ちます。塊茎状の太い根茎(根)は、とても強い芳香を放ち、最大で3%ものエッセンシャルオイルの成分が含まれています。

2.ジンジャー精油の色、香りの香りの特徴(参考)

(1)香りの特徴

 
香りの特徴:スパイス系 (アロマテラピー図鑑より)
 :薫り高くフツーテイーな中にピリッとした妙味がある香り。根茎のような香りはない。
 (*アロマ療法大全より)
 
:温かみのある、スパイシーで、土臭いウッデイーな香り、もしくは温かみのある、スパイシーで甘い香り。
 (*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
 
 

(2)香りのノート(参考) (アロマテラピー図鑑より)

揮発度:ミドル
 
香りの強さ:中〜強
 

(3)色(参考) 

:薄黄色。(*アロマ療法大全より)
 
:黄金色(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)

3.ジンジャー精油のオススメの使い方

使用の難易度:慣れてきたら

 

使い方(アロマテラピー図鑑より)

肩こりをやわらげるトリートメントオイルとして使う。
 
適用可:芳香浴、湿
低濃度で使用:沐浴、トリートメント
 
 

精油の働き(アロマテラピー図鑑より)

心へ

冷めた心を明るく盛り上げる。

体へ

冷えの改善。
肩こり、腰痛をやわらげる。
食欲低下、二日酔い、乗り物酔いをやわらげる。

肌へ

打ち身のあとの治りを促す。

 

このような時にオススメ!

・入浴剤やトリートメントオイルに!
 
 おなじみのしょうがの根から採れる精油でピリッとしたスパイシーさの中に甘みのある香りが特徴です。日本でも昔からのどの湿布やしょうが湯など様々な民間療法に利用されてきました。
 入浴剤やトリートメントオイルに利用してみましょう。
 

使用上の注意(アロマテラピー図鑑より)

  • 刺激性があるた、低濃度での使用がおすすめ。
  • 妊娠中、授乳中は使用を避ける。

4.ジンジャー精油の効能について(参考)

*著名な参考文献より紹介 

 

特性(参考)

:内容
 食欲増進作用、健胃作用、駆風作用、殺菌消毒作用、刺激作用、強壮作用、抗壊血病作用、解熱作用、
 外用
 鎮痛作用、抗眼炎作用
 (*ジャンバルネ博士の植物=芳香療法より)
 
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
 
:消化器強壮、健胃、駆風+++
 性的強壮、催淫+++
 鎮痛++
 抗カタル、去痰+
 (*フランスアロマテラピー大全より)
 
:からだに対する作用
 穏やかな消炎作用、抗ウイルス、軽度の去痰、鎮痛、気分爽快、スキンケア、活力向上
 精神に対する作用
 気分爽快、バランス調整、精神安定、再生、緊張緩和、催淫
 (*アロマ療法大全より)
 
;消化器全般の強力な強壮作用。ときには催淫作用。
 (*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
 

適応(参考)

 
:内用
 食欲不振、消化困難、鼓腸、下痢、各種伝染病の予防、インポテンツ
 外用
 リウマチ痛、アンギナ、白内症
(*ジャンバルネ博士の植物=芳香療法より)
 
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
  
:歯痛、鼓腸、食欲不振、消化不良、便秘+++
 インポテンス+++
 リウマチ++
 慢性気管支炎+
 (*フランスアロマテラピー大全より)
 
:自律神経失調、神経性調痙攣、小児の腹痛、月経前症候群、更年期症候群、陰部のケア、スキンケア、ストレス、性欲減退
 (*アロマ療法大全より)
 
;食欲不振、腸の痙攣時、時差ぼけや乗り物よい
 (*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
 

安全上の記載(参考)

 
:記載なし(*ジャンバルネ博士の植物=芳香療法より)
 
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
  
:知られていない
(*フランスアロマテラピー大全より)
  
:既知の副作用はない。
(*アロマ療法大全より)
  
;記載なし
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)

★精油の作用、効能について

 現在書籍およびネット上には、精油の効能についてさまざまな情報が出されています。
本当なのか実際にどうなのか確認したい人は多いと思います。精油の効能を知りたくて、当サイトにたどりついた人もいるかもしれません。
 精油は植物に含まれている様々な成分を濃縮したものです。これまでの長い植物療法の歴史からも、近年行われているいろいろな研究からも、精油が人体に様々な作用をすることは間違いないでしょう。(プラス面、マイナス面とも)。
 しかし、様々な成分が含まれている複雑な物質である精油が、これまた複雑な人体システムに作用する詳細はまだほとんどわかっていないというのが実際のところです。
 精油の効果についての様々な情報について、当サイトでどれが正しいか間違っているか結論することは正直なところ無理です。
 そこで、当サイトでは、参考文献として取り上げている文献の記載を、参考として列記しています。
 取り上げた以下の参考文献は、それぞれアロマテラピーの世界ではみとめられている文献です。
 参考になれば幸いです。
 
著名著者による文献
ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法
アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際
*フランスアロマテラピー大全
アロマ療法大全
エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 
 
その他一般的なアロマテラピーの文献
アロマテラピー図鑑