精油のプロフィール:エレミ
目次
1.エレミ精油のプロフィール
2.エレミ精油の色、香りの特徴
3.エレミ精油のオススメの使いかた
4.エレミ精油の作用、効能について(参考)
★精油の作用、効能について
1.エレミ精油のプロフィール(エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375:ジニーローズ著ほかより)
植物名:エレミ
英名:Elemi
学名: Canarium luzonicum
科名: カンラン科
種類:多年草
産地の例:フィリピン諸島
抽出部位:樹脂
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:α-フェランドレン、β-フェランドレン、テイペッテン
エレミは、フィリピン原産の樹木または、その木から収穫された樹脂です。
エレミ樹脂は、蜂蜜のような濃度の淡黄色の物質です。芳香性のエレミ油は樹脂から水蒸気蒸留されます。エレミ油は、鋭い松やレモンのような香りをもつ芳香樹脂です。
エレミ樹脂は商業的には、主にワニス及びラッカー、および特定の印刷インクで使用されています。
2. エレミ精油の色、香りの香りの特徴(参考)
(1)香りの特徴
香りの特徴:樹脂系 (アロマテラピー図鑑より)
:ウッディー系とフローラル系とがかわるがわる感じられる、まだ青味の残る果実の香り。(生活の木カタログより)
:レモンに似ている一方、スパイシーな趣もある香り。(*アロマ療法大全より)
: すっきりとしてソフトでうっとりする香り、熟成したフローラルでフルーテイーな、ほのかに薬草的な香り
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375、より)
(2)香りのノート(参考) (アロマテラピー図鑑より)
揮発度:ミドルノート
香りの強さ:強
(3)色(参考)
:透明〜淡黄色(*アロマテラピー図鑑)
:淡黄色。粘性(*アロマ療法大全より)
: 記載なし(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375、より)
3.エレミ精油のオススメの使い方
使用の難易度:上級者向き
使い方(アロマテラピー図鑑より)
疲れをほぐすマッサージに。
適用可:芳香浴、沐浴、スチーム吸入、湿布、
低濃度で使用:沐浴、トリートメント
精油の働き(アロマテラピー図鑑より)
心へ
ストレスをやわらげ、リラックスさせる。 |
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体へ
免疫機能絵を高め、体力をアップさせる。 |
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体の冷えを予防・改善する。 |
肌へ
肌のほてりを鎮め、乾燥させる。 |
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傷あとの修復を促す。 |
使用上の注意(アロマテラピー図鑑より)
- 刺激性があるため、低濃度での使用がおすすめ。
- 妊娠中・授乳中は使用を避ける。
4.エレミ精油の効能について(参考)
*著名な参考文献より紹介
特性(参考)
:記載なし(*ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法より)
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
:分泌線刺激促進、健胃+
創傷(瘢痕形成)++
殺菌消毒+、抗アメーバ+
(*フランスアロマテラピー大全より)
:からだに対する作用
強い抗菌作用、抗ウイルス、消炎、免疫刺激、創傷治癒、上皮形成、皮膚再生
精神に対する作用
精神力強化、集中力向上、気分爽快
(*アロマ療法大全より)
:傷口を早く塞いでくれるのに役立つ
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
適応(参考)
:記載なし(*ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法より)
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
:消化不良、痙攣生腸炎、下痢、アメーバ症+
気管支炎+
潰瘍、静脈瘤性潰瘍、無緊張性創傷+++
(*フランスアロマテラピー大全より)
:治りにくい傷、下腿潰瘍、間擦疹とその予防、床ずれとその予防、にきび、スキンケア、集中力薄弱、不安状態
(*アロマ療法大全より)
:下痢、気管支炎、潰瘍、胸腺の治療
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
安全上の記載(参考)
:記載なし(*ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法より)
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
:禁忌:治療的用量においては、一切ない
(*フランスアロマテラピー大全より)
:生理的用量であれば副作用はない。濃度が1%を超えると、皮膚が刺激されることがある。(*アロマ療法大全より)
:皮膚に強いアレルギー反応をおこすことがある
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
★精油の作用、効能について
現在書籍およびネット上には、精油の効能についてさまざまな情報が出されています。
本当なのか実際にどうなのか確認したい人は多いと思います。精油の効能を知りたくて、当サイトにたどりついた人もいるかもしれません。
精油は植物に含まれている様々な成分を濃縮したものです。これまでの長い植物療法の歴史からも、近年行われているいろいろな研究からも、精油が人体に様々な作用をすることは間違いないでしょう。(プラス面、マイナス面とも)。
しかし、様々な成分が含まれている複雑な物質である精油が、これまた複雑な人体システムに作用する詳細はまだほとんどわかっていないというのが実際のところです。
精油の効果についての様々な情報について、当サイトでどれが正しいか間違っているか結論することは正直なところ無理です。
そこで、当サイトでは、参考文献として取り上げている文献の記載を、参考として列記しています。
取り上げた以下の参考文献は、それぞれアロマテラピーの世界ではみとめられている文献です。
参考になれば幸いです。
著名著者による文献
*ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法
*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際
*フランスアロマテラピー大全
*アロマ療法大全
*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375
その他一般的なアロマテラピーの文献
*アロマテラピー図鑑