精油のプロフィール:キャロットシード
目次
1.アニスシード精油のプロフィール
2.アニスシード精油の色、香りの特徴
3.アニスシード精油のオススメの使いかた
4.アニスシード精油の作用、効能について(参考)
★精油の作用、効能について
1.アニスシード精油のプロフィール

原料植物名:アニス
英名:Anise seed
学名: Pimpinella anisum
科名: セリ科
種類:1年草
原産地:ギリシャ、エジプト
抽出部位:種子
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:アネトール、メチルチャビコール
世界中に帰化している植物で、シダの葉の似た細い葉と、散形花序に白い花を付けます。アニスの種子であるアニスシードは、主として料理のスパイスやマウスウオッシュに、また蠕動運動を活発にするために使われています。
2.アニスシード精油の色、香りの香りの特徴(参考)
(1)香りの特徴
香りの特徴:ハーブ系 (アロマテラピー図鑑より)
:甘くスパイシーな香り(*アロマ療法大全より)
:暖かみがあり、甘草のような甘い香りで、イタリアのクリスマスクッキのような匂い(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375、より)
(2)香りのノート(参考) (アロマテラピー図鑑より)
揮発度:トップ〜ミドルノート
香りの強さ:中
(3)色(参考)
:無色(*アロマ療法大全より)
3.アニスシード精油のオススメの使い方
使用の難易度:上級者向き
使い方(アロマテラピー図鑑より)
ほかの精油とブレンドして。
更年期障害改善のマッサージオイルに。
適用可:芳香浴、スチーム吸入
低濃度で使用:沐浴、トリートメント
精油の働き(アロマテラピー図鑑より)
心へ
元気をなくした気持ちを快活にする。 |
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リラックスでき、イライラがおさまる。 |
体へ
消化を助け、胃腸の膨満感をやわらげる。 |
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咳、喉など気管支系の不調を鎮める。 |
肌へ
感染症の皮膚疾患を改善する。 |
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使用上の注意(アロマテラピー図鑑より)
- 刺激性があるため、低濃度での使用がおすすめ。
- 妊娠中、授乳中の使用は避ける。
4.アニスシード精油の効能について(参考)
*著名な参考文献より紹介
特性(参考)
:鎮痙作用 健胃作用 駆風作用 全般的な刺激(心臓•呼吸器•消化器)を行うと同時にこれらの器官を鎮静させる作用 泌乳促進作用 催淫作用(?) 利尿作用
(*ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法より)
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
:プラスに帯電、ついでマイナスに帯電
エストロゲン様+++、通経、分娩促進、催乳(乳汁の分泌を増進)
神経筋肉鎮痙、中枢神経系と脊髄の反射の修飾、そこから生じる筋肉の消炎および鎮痛、かるい麻痺、精神賦活+++、鎮痛(疼痛性刺激への反応軽減)
駆風++健胃、強壮および食欲増進(各種消化液分泌の軽い増進)
胆汁流出促進、胆汁分泌促進
強壮および刺激促進(少量を用いたとき)、強心、呼吸器強壮
殺菌消毒、殺菌(髄膜炎菌)、駆虫
(*フランスアロマテラピー大全より)
:からだに対する作用
抗菌、腸内運動促進、駆風(消化促進)、鎮痙(抗痙攣)、胆汁分泌促進、分促進(去痰)、エストロゲン類似作用、母乳分布促進。
:精神対する作用
気分爽快、緊張緩和、鎮静
(*アロマ療法大全より)
:エストロゲン様作用、月経促進作用、分別促進作用、催乳作用、神経と筋肉の鎮痙作用。
フランスでは精神を活性化させ、駆風作用、強壮作用、刺激作用があると考えられている。
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
適応(参考)
:内用
神経性消化不良、鼓腸、空気嚥下症、神経性嘔吐。消化性片頭痛、消化性眩暈およびめまい。月経痛。小児の疝痛。心臓血管過敏症(狭心症、心悸亢進)。喘息、気管支痙縮、せき。泌乳不足。インポテンツ、冷感症(?)。乏尿。
外用:
歯磨き類に用いられる。
(*ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法より)
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
:無月経および少量月経+++、月経不順、月経痛、更年期直前、更年期
消化不良、胃痛、痙攣性腸炎、腸痛、空気嚥下症、鼓腸、不消化、寄生虫症
胸部偽性アンギナ、心悸亢進、心臓血管系過敏症+++
神経性呼吸困難、喘息、喘息性気管支炎、肺臓うっ血
麻痺、腰痛、痙攣質
リウマチ、関節炎
*禁忌:幼児、小児、妊婦
(*フランスアロマテラピー大全より)
:風邪、空咳、消化障害(消化不良)、腸内ガス(鼓腸)、痙攣性腹痛、月経困難、母乳分泌不良(*アロマ療法大全より)
:月経不順、更年期障害、消化不良、大腸炎、心悸亢進、喘息、気管支喘息、神経過敏による呼吸困難に。
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
★精油の作用、効能について
現在書籍およびネット上には、精油の効能についてさまざまな情報が出されています。
本当なのか実際にどうなのか確認したい人は多いと思います。精油の効能を知りたくて、当サイトにたどりついた人もいるかもしれません。
精油は植物に含まれている様々な成分を濃縮したものです。これまでの長い植物療法の歴史からも、近年行われているいろいろな研究からも、精油が人体に様々な作用をすることは間違いないでしょう。(プラス面、マイナス面とも)。
しかし、様々な成分が含まれている複雑な物質である精油が、これまた複雑な人体システムに作用する詳細はまだほとんどわかっていないというのが実際のところです。
精油の効果についての様々な情報について、当サイトでどれが正しいか間違っているか結論することは正直なところ無理です。
そこで、当サイトでは、参考文献として取り上げている文献の記載を、参考として列記しています。
取り上げた以下の参考文献は、それぞれアロマテラピーの世界ではみとめられている文献です。
参考になれば幸いです。
著名著者による文献
*ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法
*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際
*フランスアロマテラピー大全
*アロマ療法大全
*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375
その他一般的なアロマテラピーの文献
*アロマテラピー図鑑