精油のプロフィール:キャロットシード
目次
1.キャロットシード精油のプロフィール
2.キャロットシード精油の色、香りの特徴
3.キャロットシード精油のオススメの使いかた
4.キャロットシード精油の作用、効能について(参考)
★精油の作用、効能について
1.キャロットシード精油のプロフィール(エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375:ジニーローズ著より)

植物名:キャロット(ワイルドキャロット)
英名:Carrot
学名:Daucus carota
科名: セリ科
種類:ニ年草
産地の例:フランス
抽出部位:種子
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:ピネン、カロトリール、リモネン、ダウコール
ヨーロッパとアジアが原産。世界中に帰化している植物です(ニンジンの原種ともいわれています。)。時には食べることができる丈夫な根を持つ1年または2年性のハーブです。地上部はレース状の花が咲くことから、 クイーンアンのレースと呼ばれています。1m程度の草丈になります。外用では肌のトラブルに。オイルは酒類の香りづけや、香水の成分に使用されます。
2.キャロットシード精油の色、香りの香りの特徴(参考)
(1)香りの特徴
香りの特徴:ハーブ系 (アロマテラピー図鑑より)
:軽い甘さがある、ややドライな感じの香り。(*生活の木カタログより)
:森の中にいるような暖かく土を思わせる香り。用量が多くなるといくら汗の匂いがする。(*アロマ療法大全より)
:ハーブ様の優しいスパイシーな香り。(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375、より)
(2)香りのノート(参考) (アロマテラピー図鑑より)
揮発度:ミドル〜ベースノート
香りの強さ:中〜強
(3)色(参考)
:薄黄色(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375、より)
:透明。粘性。(*アロマ療法大全より)
3.キャロットシード精油のオススメの使い方
使用の難易度:慣れてきたら
使い方(アロマテラピー図鑑より)
しみを改善するトリートメントオイルに。
適用可:芳香浴、沐浴、湿布、トリートメント
精油の働き(アロマテラピー図鑑より)
心へ
ストレスを軽減し、精神的な疲労感を取り除く。 |
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体へ
体内の毒素を排出させ、むくみなどを改善する。 |
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月経の周期を正常化させ、月経痛をやわらげる。 |
肌へ
しみ、しわに作用し、肌をいきいきとさせる。 |
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このような時にオススメ!
・スキンケアのためのクリームやジェルにブレンドして!
キャロットシードの精油はニンジンの原種であるワイルドキャロットの種子から採れる精油です。ニンジンは2000年前からヨーロッパで栽培されており、古代や中世の書物では治療薬として紹介されています。
アロマ療法大全(モニカ・ヴェルナー、ルート・フォン・ブラウンシュヴァイク著)には、皮膚を元気にする精油といえば、キャロットシードオイルの右に出るものはないと記載されるなど、スキンケアのための精油として利用されています。
ただし、キャロットシード精油は独特の香りがあるので、ローズマリーや、ジュニパーベリーなどのすっきりした香りとブレンドするのがオススメです。
使用上の注意(アロマテラピー図鑑より)
- 妊娠中、授乳中の使用は避ける。
4.キャロットシード精油の効能について(参考)
*著名な参考文献より紹介
特性(参考)
:記載なし(*ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法より)
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
:強壮刺激促進、神経強壮、高血圧+
肝臓と腎臓の浄化
肝細胞の再生+++、低コレステロール血症
かるい抗凝血
(*フランスアロマテラピー大全より)
:からだに対する作用
消炎、皮膚細胞再生、スキンケアと皮膚の保護、静脈強壮、代謝活性化、ホルモン調節
;精神に対する作用
バランス調整、精神力向上
(*アロマ療法大全より)
:強壮作用、刺激作用、肝臓の再生作用、コレステロールの抑制作用
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
適応(参考)
:記載なし(*ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法より)
:記載なし(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際より)
:肝機能小不全++、ブドウ球菌性肝臓膿瘍
腎機能小不全、膀胱炎+
湿疹、粃糠疹、フルンケル、酒皶
低血圧
甲状腺機能不全
神経衰弱+
(*フランスアロマテラピー大全より)
:乾燥した皮膚、炎症のある皮膚、疲れた皮膚 日焼け呼予防 重度の火傷後の瘢痕ケア 乾癬 間擦疹とその予防 床ずれとその予防 人工肛門のケア(ストーマケア) 乳児と小児のケア
(*アロマ療法大全より)
:肝臓の機能不全、外用では肌のトラブル、甲状腺の働きの調整に。
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 より)
★精油の作用、効能について
現在書籍およびネット上には、精油の効能についてさまざまな情報が出されています。
本当なのか実際にどうなのか確認したい人は多いと思います。精油の効能を知りたくて、当サイトにたどりついた人もいるかもしれません。
精油は植物に含まれている様々な成分を濃縮したものです。これまでの長い植物療法の歴史からも、近年行われているいろいろな研究からも、精油が人体に様々な作用をすることは間違いないでしょう。(プラス面、マイナス面とも)。
しかし、様々な成分が含まれている複雑な物質である精油が、これまた複雑な人体システムに作用する詳細はまだほとんどわかっていないというのが実際のところです。
精油の効果についての様々な情報について、当サイトでどれが正しいか間違っているか結論することは正直なところ無理です。
そこで、当サイトでは、参考文献として取り上げている文献の記載を、参考として列記しています。
取り上げた以下の参考文献は、それぞれアロマテラピーの世界ではみとめられている文献です。
参考になれば幸いです。
著名著者による文献
*ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法
*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際
*フランスアロマテラピー大全
*アロマ療法大全
*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375
その他一般的なアロマテラピーの文献
*アロマテラピー図鑑