精油のプロフィール(カモミール・ジャーマン)

目次
 
1.カモミール・ジャーマン精油のプロフィール
2.カモミール・ジャーマン精油の色、香りの特徴
3.カモミール・ジャーマン精油のオススメの使いかた
4.カモミールジャーマン精油の作用、効能について(参考)
 ★精油の作用、効能について
5.カモミール・ジャーマン精油を使ったレシピ

1.カモミール・ジャーマン精油のプロフィール(日本アロマ環境協会 アロマテラピー検定 公式テキスト1級より)

 
 
 
植物名:ジャーマンカモミール
学名:Matericaria chammomilla
Matericaria recutita
科名: キク科
産地の例:ドイツ、エジプト、ハンガリー、イギリス
抽出部位:花
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:カマズレン(特徴成分)
      ピサボロール誘導体
      ファルネセン
 
 芳香がある一年草です。茎は直立し、花は甘くフルーテイーでリンゴのような香りがします。ハーブテイーとして世界中で広く愛好されています。
カモミール•ジャーマン精油は濃い青色が特徴です。生の花には含まれませんが、乾燥させた花を蒸留して精油を得る過程で作られる成分カマズレンが含まれます。
 たくさんの花からわずかな量しかとれない貴重な精油です。

2.カモミール・ジャーマン精油の色、香りの香りの特徴(参考)

(1)香りの特徴

香りの特徴:フローラル調 (アロマテラピー図鑑より)
 
:やや甘いリンゴのような香調(AEAJ認定アロマブレンド公式テキストにより)
 
:濃厚で、ほのかに甘さを感じる香り(生活の木カタログより)
 

(2)香りのノート(参考) (アロマテラピー図鑑より)

揮発度:ミドルノート 
 
香りの強さ:中
 

(3)色(参考) (アロマテラピー図鑑より)

:濃青色(*アロマテラピー図鑑より)

3.カモミール・ジャーマン精油のオススメの使い方

使用の難易度:初級者向き

 

使い方(アロマテラピー図鑑より)

肌荒れ用のクリームに
 
適用可:芳香浴、沐浴、スチーム吸入、トリートメント、湿布、アロマクラフト
 

精油の働き(アロマテラピー図鑑より)

心へ

安らぎを与え、心地よい眠りに誘う

体へ

関節の痛みを和らげる。
更年期障害の症状を改善する

肌へ

抗炎症作用があるので肌が荒れているときに
切り傷の治療を促進し、虫刺されにも有効

 

このような時にオススメ!

・乾燥がきになるときに
 カモミール・ジャーマン精油を使ったミツロクリームやトリートメントオイルを作って、ハンドトリートメントをしましょう。 
             (アロマテラピー検定公式1級より) 
 

使用上の注意(アロマテラピー図鑑より)

  • 妊娠初期・分娩前後は使用を控え、妊娠後期、授乳期間中は半分の濃度で使用
  • キク科アレルギーの人は注意する。

4.カモミール・ジャーマン精油の効能について(参考)

特性(参考)

:鎮痙作用 鎮痛作用 刺激作用 発汗作用 解熱作用 利胆作用 殺菌作用 駆虫作用(回虫、蟯虫) 通経作用(ギブスおよびブロウによる) 緩和な神経鎮静作用(小児に対して) 白血球増加作用(摂取すると白血球が三倍になる。デーデイーによる) 抗炎症作用および瘢痕形成(癒創)作用(アイヒホルツによる)
  (*ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法より)

:ローマンカモミールと同じ(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際)

 
:消化機能強壮、健胃+
 抗炎症++癒傷(瘢痕形成)、抗アレルギー
 うっ血除去
 ホルモン様+
 鎮痙++
 (*フランス•アロマテラピー大全より)学名:Matrcaria recutita Lとして記載

:からだに対する作用
 強い消炎作用、抗菌(特に黄色ブドウ球菌と連鎖球菌)、細菌毒素抑制(ブドウ球菌、連鎖球菌)、抗真菌、抗ウイルス、鎮痙、静脈強壮、創傷治癒促進、皮膚の代謝促進
:精神に対する作用
 鎮静、緊張緩和、バランス調整
(*アロマ療法大全より)

:ホルモン様作用 鎮痙作用
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375、より)
 

適用(参考)

:ローマンカモミールと同じ
  (*ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法より)

:ローマンカモミールと同じ(*アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際)

;各種の皮膚病、感染症を起こした創傷、潰瘍、湿疹++
 消化不良+、胃十二指腸潰瘍++
 膀胱炎
 無月経、月経困難
(*フランス•アロマテラピー大全より)学名:Matrcaria recutita Lとして記載

:咳嗽、気管支炎 皮膚炎 粘膜炎症 潰瘍と創傷の治癒 瘢痕ケア にきび 神経皮膚炎 痔 膀胱炎
(*アロマ療法大全より)

:内用でも外用でも主に抗炎症剤に使用される。すべての皮膚病や生理不順に。
 主に感染性の皮膚病、湿疹、胃の不調に使用する。
(*エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375、より)

★精油の作用、効能について

 現在書籍およびネット上には、精油の効能についてさまざまな情報が出されています。
本当なのか実際にどうなのか確認したい人は多いと思います。精油の効能を知りたくて、当サイトにたどりついた人もいるかもしれません。
 精油は植物に含まれている様々な成分を濃縮したものです。これまでの長い植物療法の歴史からも、近年行われているいろいろな研究からも、精油が人体に様々な作用をすることは間違いないでしょう。(プラス面、マイナス面とも)。
 しかし、様々な成分が含まれている複雑な物質である精油が、これまた複雑な人体システムに作用する詳細はまだほとんどわかっていないというのが実際のところです。
 精油の効果についての様々な情報について、当サイトでどれが正しいか間違っているか結論することは正直なところ無理です。
 そこで、当サイトでは、参考文献として取り上げている文献の記載を、参考として列記しています。
 取り上げた以下の参考文献は、それぞれアロマテラピーの世界ではみとめられている文献です。
 参考になれば幸いです。
 
著名著者による文献
ジャン•バルネ博士の植物=芳香療法
アロマテラピー <芳香療法>の理論と実際
*フランスアロマテラピー大全
アロマ療法大全
エッセンシャルオイル&ハーブウオーター375 
 
その他一般的なアロマテラピーの文献
アロマテラピー図鑑